「機械保全技能検定」 府立工の3人が2級合格 府内の高校生では初
2025年03月06日 のニュース
京都府福知山市石原、府立工業高校機械テクノロジー科の2、3年生3人が、「機械保全技能検定(機械系保全作業)2級に合格した。同校によると、同検定の2級合格は府内の高校生では初めてという。
合格したのは同科3年の藤山渉太さん、2年の田中ゆあさん、2年の森田詩乃さん。
機械保全は、工場の設備機械の故障や劣化を予防し、機械の正常な運転を維持、保全するための重要な仕事。同検定は、機械の保全に必要な技能、知識を問う。
2級を受験するためには、3級合格が必須で、藤山さんと田中さんは2年生、森田さんは1年生の時に合格した。
2級は、実際の設備に触れる機会がない高校生にとっては難関で、3人とも放課後や夏休みなどを利用して、学習に励んだ。
藤山さんは製造業の会社への就職が決まってから受検した。「就職先でもこの資格を生かした仕事ができればうれしい」と話す。
田中さんは「テキストを参考にみっちりと勉強しました。合格できてよかった。次は施工管理技士検定に挑みたい」。森田さんは「自信はありませんでしたが、学校での講習や家庭での学習を積んだことで、合格することができました。これからもいろいろな検定に挑戦します」と話している。
写真(クリックで拡大)=機械保全技能検定2級に合格した藤山さん、田中さん、森田さん(左から)