火災救助能力向上へ合同訓練 府北部5消防本部

2025年03月04日 のニュース

 京都府福知山市東羽合の市消防防災センターで2月27日、福知山市消防本部(澤田晴彦消防長)を含む府北部5消防本部が集結し、火災現場での救助活動を想定した、特別警防訓練(消火技術訓練)があった。参加した隊員たちは、各隊の異なる方法を見て学び、訓練後には検証員を務めたベテラン消防士から指導・助言を受け、火災救助能力向上の糧にした。

 参加したのは福知山、舞鶴、綾部、京丹後の4市と宮津与謝消防組合の5消防本部。福知山からは2隊、ほかは1隊ずつの計6隊が訓練に臨んだ。

 訓練は、火災が発生したアパートの3階に、はしごを掛けてベランダから進入し、取り残された要救助者を救出後、放水して消火する-という想定で実施。各隊は中堅以上の隊長が若手隊員を率いる4人1組で構成し、現場から50メートルほど離れた位置にある消防車両に乗車した状態からスタートした。

 同じ想定でも消防本部によって使用する道具や救助方法などが異なり、訓練中の隊員たちには会場から熱い視線が注がれた。

 福知山消防署警防課の高橋雅人課長は「各消防本部によって所有する資機材や救助方法が異なるため、互いに参考になる点は多いです。隊員たちにとっても普段はあまり見ることができない他本部の動きを見て、よい刺激になったと思うので、今後の活動に生かしてほしい」と話していた。

 

写真(クリックで拡大)=要救助者を想定した人形を降ろす隊員

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