夜久野町に古民家カフェ 神戸の夫婦が中千原で開店
2025年02月11日 のニュース
京都府福知山市夜久野町中千原の府道談夜久野線沿いにある古民家カフェ「ぷろむのん」が、住民たちの人気を集めている。神戸市在住の小幡尚司さん(53)、花恵さん(49)夫婦が、空き家を改装し昨年末にオープン。週末の営業日には神戸から家族でやって来る。親しみやすい夫婦の人柄とゆったりした店の雰囲気が好評で、訪れた人たちは心地よい時間を過ごしている。
工務店を営む尚司さんが3年ほど前、キャンプ場を作りたいと土地を探していて、見つけたのが現在、店舗が建つ場所だった。
キャンプ場の準備のために家族で何度も夜久野町を訪れるうちに住民たちと親しくなり、地元の祭りにも参加するなど地域になじんでいった。
「景観が良い場所だと思ってこの土地に決めましたが、地域の人たちが温かく、とても素敵だった」と小幡さん夫婦。せっかくならこの場所に地域の人たちが集まれる憩いの場が作れたら-と、土地と一緒に購入した空き家を改装し、カフェを開くことを決めた。
体に優しいメニューを提供
店内は、訪れた人に思いおもいの時間を過ごしてもらおうと、レイアウトにゆとりを持たせつつ、テーブル席やソファ席、カウンター席など20席以上を用意。カフェ業務は主に花恵さんが担当し、夜久野町で取れた新鮮な野菜やオーガニック(有機栽培)の食材を使い、体に優しい日替わりランチやデザートを提供する。
ドリンクメニューにもこだわっていて、カフェ開業に合わせて、神戸市内のコーヒー専門店で修業した花恵さんがハンドドリップでいれるコーヒー(税込み600円)をはじめ、紅茶や桑の葉茶、新鮮な果物ジュースなどをそろえた。
花恵さんは「子どもからお年寄りまで、訪れた人がゆっくりとくつろげて、気兼ねなくおしゃべりを楽しめる場所になればと思っています。犬連れでの来店も可能なので、ぜひ気軽にお越しいただければ」と話している。
現在、近くのゆずりトンネルが通行止めになっているため、市街地から向かう場合は国道9号を利用する。店舗近くに「通行止め」の看板があるが、カフェまでは車で行くことができる。
営業日は土、日曜、祝日。時間は土曜が午前10時30分~午後4時(日曜、祝日は午後3時まで)。月に一度、不定期で土曜が休みになる。
営業日などの情報はインスタグラムでも発信しているが、電話での問い合わせにも対応している。
問い合わせは同カフェ、携帯電話080・6311・7559へ。
写真上(クリックで拡大)=小幡さん夫婦と店内
写真下(クリックで拡大)=店の外観