「大会で活躍できるように育成をしていきたい」奨励会トップリーグ経験者、麻生三段が共栄学園の将棋部顧問に

2025年01月21日 のニュース

 日本将棋連盟奨励会のトップリーグに在籍していた麻生喜久三段(28)が、福知山市東羽合の京都共栄学園中学校・高校将棋部の顧問に就任した。教育事務の仕事をしながら、週5回ほどの部活動に常駐して生徒たちを指導している。

 奨励会は6級から三段まであり、三段では、半年ごとのリーグ戦を突破した上位2人が、四段に昇段して正式なプロ棋士になる。近年は約40人が競い合う狭き門となっている。

 麻生三段は中学3年で奨励会員になり、プロ棋士からの指導やAI(人工知能)を使った学習などで、将棋研究に励んできた。着実に実績を上げ、奨励会トップリーグの三段リーグでも奮闘したが、在籍には年齢制限があるため、昨年3月に退会。縁あって以前から月1回ほど指導に訪れていた同部で14日から、正式な顧問として就任した。

 東大阪市出身で、現在は福知山市内在住。奨励会員時代には、将棋会館での教室で子どもたちに将棋の指導もした経験がある。自身は、型にこだわらず、その時々の状況に合わせ、最適な一手を満遍なく指すタイプだという。

 同部には中高合わせて約40人が在籍しており、1対1の対局や対局を振り返ってのアドバイスなどで生徒たちと向き合う。「みんな元気があります。将棋に関してはまだまだですが、その分、伸びしろがあるので今後が楽しみです」と話し、「全国大会に行くような部員もいますが少数なので、より多くの部員がいろいろな大会で活躍できるように育成をしていきたい」と意気込む。


写真(クリックで拡大)=部活動で1対1の対局をする麻生三段

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