NHK全国放送コンテスト 福高が3部門出場
2024年07月20日 のニュース
福知山市土師、京都府立福知山高校放送部は、22日から東京都内で開かれるNHK杯全国高校放送コンテストに出場する。創作ラジオドラマ、テレビドキュメント、アナウンスの3部門で、いずれも予選となる京都大会で好成績をあげ、出場権を得た。
京都大会は6月に京都市内であり、創作ラジオドラマ部門には6校が出場した。福高放送部は部員6人で音声を吹き込んだ「エリカ」を出品。病気や障害などの事情を抱えた家族の介護を子どもが担うヤングケアラーをテーマにした作品で、うつ病の母をみる女子高校生の心情を花言葉を通じて表現する内容になっていて、2位になった。
7校が出場のテレビドキュメント部門では、部員2人による「変わる数、変わらぬ姿」を出品した。近年部活をする生徒が全国的に減少している点に着目し、校内での状況を調査。部活動をしていない生徒にしない理由を、部活動をしている生徒にはその魅力などを聞き取り、まとめた映像作品で、こちらは3位に入った。
アナウンス部門は61人がエントリーし、福高からは4人が出た。このうち大西花怜さん(2年・桃映中出身)が、市佐藤太清記念美術館についての情報を伝えるアナウンスで、同館について調べたことや、館の職員に聞いたりして、まとめた原稿を読み上げ、4位に入賞した。
部部長の足立紗良さん(3年・南陵中出身)は「まさか3部門で全国大会に出場できるとは思ってもみませんでした。日ごろの活動の成果が現れたのかと思っています。全国では入賞を狙いたい」と話している。
写真(クリックで拡大)=全国大会3部門での出場を喜ぶ福高放送部の部員たち