利用児増えて 遷喬放課後児童クラブに専用棟完成
2024年07月09日 のニュース
京都府福知山市石原、遷喬放課後児童クラブの専用棟が、遷喬小学校敷地内に新設された。このほど竣工記念式典が開かれ、クラブを利用している児童、大橋一夫市長らが、テープカットで新しい施設の完成を祝った。
これまで、1984年に同校近くに建てられた旧遷喬幼稚園の園舎の2部屋で運営。遷喬学区は住宅が増えていて受け入れ児童数も多くなり、手狭になっていたこと、園舎が老朽化してきたことを受け、市が9460万円余をかけて専用棟を整備した。
昨年11月に工事が始まり、今年6月28日に完成した。鉄骨造2階建てで延べ床面積は296・84平方メートル。69平方メートルの教室3部屋を備え、これまでよりもかなり広々とした環境が整ったほか、施設が学校敷地内になったことで、小学校とも連携しやすくなった。
竣工式では、玄関前で同校2年生男児と3年女児がテープカット役を務め、ほかの児童たちも手袋とハサミを手渡すなどの補助役を担当。司会者の合図でハサミを入れ、他の参加児童たちが一斉にクラッカーを鳴らして祝福した。
このあと、施設内に移り、大橋市長のあいさつ、来賓の祝辞があり、大橋市長は「広く明るい教室を備えており、子どもの成長、学びの場としての活用、学校との連携を深めたより良い運営がされていくことを期待しています」と伝えた。
施設見学もあり、訪れた児童、保護者が新しくなった教室、事務室、トイレなどを確認。クラブをこれから利用するという子は「前より広くなっていて、いっぱい遊べそうでうれしいです」と笑顔を見せた。
クラブは常時利用、長期休暇時の利用、合わせて171人の児童が登録している。
写真(クリックで拡大)=完成した遷喬小の放課後児童クラブ棟