オリンピアン中村さんに学ぶランニング 市が講座
2024年06月25日 のニュース
京都府福知山市生まれのオリンピアン、中村友梨香さんによる「気軽に始めるランニング講座」が、猪崎の三段池ラビハウス大はらっぱで22日に開かれた。子どもから高齢者まで約60人が参加。楽にウォーキング、ランニングができるこつなどを教わった。市主催。
11月23日の福知山マラソン完走に向けた「初心者ランニング講座」を、市が5月から10月まで開いており、その特別編として実施。運動不足の解消、中断していたマラソンを再開するきっかけに-など、さまざまな思いの人たちが集まった。
講師の中村さんは、初マラソンとなる2008年の名古屋国際女子マラソンで2時間25分51秒を出して初優勝。同年の北京五輪に出場した。23年度からは市のアクティブシティ推進アドバイザーを務めている。
オリンピアンに教われる貴重な機会とあって、講座の参加者は気合十分。初めに股関節やアキレス腱などのストレッチを入念にしたあと、楽に歩いたり走ったりできるフォームを学んだ。
重要なポイントとして、中村さんは「上半身と下半身の動きを連動させること」と伝え、肩の動きを意識しながら歩くトレーニングなどを指導。「体幹に注意して体全体で歩いてくださいね」とアドバイスし、参加者は熱心に取り組んでいた。
引き続き大はらっぱ外周コースでジョギングし、最後は今回の講座で教わったことを意識して短距離ダッシュもした。
40代の女性は「マラソンは5、6年ほど辞めていましたが、再チャレンジしてみようと参加しました。ランニングはリズムと体の連動が大事なことが分かり、これから意識して練習したいです」と話していた。
写真(クリックで拡大)=ウォーミングアップ法を指導する中村さん