新町商店街にストリートピアノ 公立大生ら「音楽で交流を」
2024年06月15日 のニュース
京都府福知山公立大学の学生たちでつくる団体が15日午後1時から、福知山市の新町商店街内のまちかどキャンパス「吹風舎(ふくちしゃ)」に、自由に弾けるストリートピアノを設置する。学生たちは「ピアノを弾いたり、演奏を聴いたり、たくさんの方に音楽を楽しんでいただけるとうれしいです」と来場を呼びかけている。23日まで。
団体は、公立大学の軽音や吹奏楽サークルのメンバーたちが昨年に立ち上げた「KYOTOストリートミュージックProject」(吉見光洋代表、10人)。学生の地域貢献活動に助成する公立大学の事業に採択されていて、音楽イベントを通じて、地域の活性化に貢献したいと活動している。
ストリートピアノの設置は、昨年7月に初めて吹風舎で行い、今回で2回目。前回、1週間設置した結果、市民を中心に近隣市町や遠くは神奈川県からも演奏希望者が訪れ、「ストリートピアノから広がる輪が素敵でした。ぜひ今後も続けてください」などと好評で、今年も開催を決めた。
ピアノが弾ける時間は各日午後1時から6時まで。20日は休み。期間中は毎日、学生が常駐する。15日午後1時から20分間はオープニングセレモニーがあり、公立大学アカペラサークル「かんた~れ」による合唱が披露される。最終日の23日には午後5時30分から、エンディングセレモニーを行う。
企画の取りまとめを担当した3回生の佐藤真菜さん、猪坂周平さん、藤岡美沙さんの3人は「誰でもピアノに触れられることがストリートピアノの魅力です。この機会に初めてピアノを弾いてみるきっかけになれば。常駐している学生スタッフとおしゃべりをしに来られるだけでも良いので、ふらっと立ち寄ってみてください」と話している。
写真(クリックで拡大)=吹風舎に設置したストリートピアノ(昨年7月)