共産が候補擁立断念　府議選福知山選挙区

　共産党中丹地区委員会は、31日告示、4月9日投開票の京都府議会議員選挙福知山市選挙区（定数2）への候補者の擁立を断念することを26日に決定した。これまでに、同選挙区で出馬を予定しているのは、議席を独占する自民党公認の現職1人と新人1人で、無投票となる可能性が極めて高くなった。

　4人が立った4年前の前回選で、得票率0・5ポイント差の次点で惜敗した共産党は、今回も候補者の擁立を模索したが人選が難航、26日の最終判断で候補者擁立を見送ることを決めた。

　両丹日日新聞の取材に対し、中丹地区委員会の委員長は「自民党が2議席を保有するなかで、野党として候補者を擁立できなかったことは痛苦で、申し訳ない」と話していた。

写真＝府議選の準備は進むが－福知山市役所前に設置されるポスター掲示場