今年は豊作「表年」 報恩寺のタケノコ初出荷
2023年03月23日 のニュース

タケノコの名産地・京都府福知山市報恩寺で23日、出荷が始まった。集荷場には朝掘りのものが続々と運び込まれている。今年は豊作が見込める「表年」。いち早く旬の味覚を味わおうと、直接買いに訪れる人もいた。
報恩寺産のタケノコは軟らかく、えぐみが少ないことで人気が高い。地元の人たちでつくる「報恩寺筍生産グループ」(野田和則代表、80人)が中心となって出荷。すべて地中に埋まっていた「上」▽穂先のみ外に出ていた「中」▽3分の1ほどが地表に出た「小」に分けて箱詰めした。
野田代表は「今年は暖かい日が多かったので、初日から出来の良い物が出ています。旬の味覚を楽しんでもらえたら」と言う。
直売所で10キロほど購入していた木戸美智子さん=多保市=は「毎年初日に買いに来ています。とてもおいしいので親戚にも送るため、たくさん買います」とうれしそうに話していた。
収穫は5月上旬まで続き、全体で約30トンを見込む。
集荷、販売はしばらくは2、3日おきで、4月12日から5月2日までは毎日。5月8日が最終の予定だが、状況によって早まることもある。時間は午前8時からで、当日分がなくなり次第終了する。全国発送も可能。問い合わせは集荷場、電話0773(32)0334へ。
写真=上、中、小に分けて箱詰めする(23日午前8時5分ごろ)