府立工業高校に小学生の親子1900人 ものづくりの楽しさ体感
2023年03月23日 のニュース

福知山市石原の京都府立工業高校(須貝義和校長)で21日、ロボット操作やキーホルダー作りなどが楽しめる「ドリームテクノピア2023」が開かれた。新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりの開催になったが、親子を中心に過去最多の1914人が来校し、盛りだくさんの企画を楽しんだ。
地元の子どもたちに、ものづくりを身近に感じてもらうのが目的。3年生が課題研究で製作した作品などを活用し、シューティングゲーム、エアホッケーなどの遊びを用意。七宝焼きの教室、オリジナルパズル作りなど工作ブースも並べた。
体育館には、ロボット技術科の生徒が作り、昨年10月の全国高校ロボット競技大会に出場したロボットが登場し、子どもたちが順番に操作。パイプの上に乗せたピンポン玉を落とさず移動させ、指定の場所に置く実際の競技を体験した。
熱心にリモコンを操作していた男の子は、生徒のサポートを受けて何度も挑戦。ピンポン玉をつかんで移動できると、にっこり。スキップしながら、別の体験ブースに移動していった。
両親と訪れた成仁小学校1年の小林学武君は「ロボットをリモコンで操作するのは、ちょっと難しかったけど、ものづくりとかロボットが好きなので、とっても楽しかったです」と喜んでいた。
ロボット技術科1年の菱田陽路君は「高校のことを知ってもらえる機会なので、多くの人が来てくれて良かったです。自分たちが作った作品で、子どもたちが楽しそうに遊んでいるのは、見ていてうれしいです」と話していた。
写真=ロボットに夢中