一日3回発生した日も 野焼き原因の火災相次ぐ

2023年03月16日 のニュース

 先週末から京都府福知山市内で、枯れ草などを燃やす「野焼き」から火が広がる火災が相次いでいる。消防が一日に3回出動した日もあり、福知山消防署は「野焼きは法律で原則禁止されています。市の火入れの許可を受けたものであっても、強風注意報、乾燥注意報が発表された日は行わないでください」と呼びかけている。

 春の陽気が連日続き、空気が乾燥し強い風が吹くなど、火災が発生しやすい気象状況が続いていて、枯れ草焼き・たき火が原因の火災が市内で多発。12、14、15日と、連日のように発生した。

 市内では昨年3月の火災は4件だったが、今年は15日までですでに8件となっていて、そのうち6件が、枯れ草焼き・たき火が原因とみられている。

 15日には、市内3カ所で発生。夜久野町平野で栗畑の枯れ草が約1千平方メートル、一ノ宮では休耕田の枯れ草と林野の計496平方メートル、雲原で休耕田と山林の計2170平方メートルを焼いた。いずれもけが人はなかった。

 相次ぐ火災を受け、同署は15日から、行政防災無線で注意を呼びかけており、「今後も風が強く、空気が乾燥した日が続きますので、今一度、火の用心をお願いしたい」と警鐘を鳴らしている。

 

写真=山林まで燃え広がった(15日、雲原で)

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