経典600巻、一気に転読 正眼寺で初庚申
2023年03月06日 のニュース

京都府福知山市寺町の曹洞宗・正眼寺で、初庚申まつりが3日に開かれた。大般若祈祷や大護摩祈祷法要があり、参拝者たちが無病息災や新型コロナウイルスの終息などを祈願した。
本堂での大般若祈祷は、同寺の四方正道住職(65)が導師となり、近隣の曹洞宗寺院の僧侶11人が厳修した。
祈祷で使う経典は全部で600巻あるが、すべてを読むと長い時間がかかるため、経典を広げながら目を通す転読が行われた。
僧侶たちが50巻ずつ担当。折り畳まれた経典を扇のように広げながら読む作法を繰り返した。参拝者たちは転読の様子に見入り、終了後に焼香をした。
本堂前の広場で行われた柴燈大護摩祈祷法要では、燃え盛る護摩壇に家内安全や病魔退散などと書かれた護摩木が投げ入れられた。
写真=経本を扇のように広げ転読する僧侶たち