松本零士さんしのび999を展示 ゆかりの夜久野図書館
2023年03月06日 のニュース

SF漫画の巨匠で、2月13日に亡くなった松本零士さんをしのび、ゆかりの京都府福知山市夜久野町額田、夜久野ふれあいプラザ内にある市立図書館夜久野分館前に、銀河鉄道999号を模した作品が展示され、目を引いている。今月中旬まで。
作品は、市民ランナーで福知山マラソンにたびたび仮装出場している看護師、衣川秀幸さん(59)=同町桑谷=が、仮装用に作ったもの。
「子どものころにテレビで、銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトを見て感動した思い出があり、マラソンの沿道の子どもたちにも夢や希望を与えたい」と、2019年に段ボールやフェルト生地で仕上げ、車掌の制服姿になって作品をかぶるようにして走ったという。
同分館で働く妻の依頼を受けて飾ることにした。今は恐竜の縫いぐるみを乗せているが、中に入って記念撮影ができる。
■館内にメーテル原画や図書多数■
館内には、夜久野の地域活性化に協力した松本さんが寄贈したメーテルの原画2点、漫画や関連図書が120冊以上あり、DVDやLPレコードなども。一部を除いて貸し出しをしている。
松本さんが宇宙に興味を持つきっかけになった天文入門書「大宇宙の旅」を、夜久野高原で執筆した天文学者の荒木俊馬さんの図書もある。
写真=夜久野分館前に展示されている銀河鉄道999号