先生は地域の人たち 中丹支援学校で生徒が門松作り
2022年12月17日 のニュース

福知山市私市、京都府立中丹支援学校(高野美和校長)高等部の生徒23人が、校内で伝統の門松作りをした。学校近くの報恩寺地区の人たちに作り方を教わりながら14日に一対を完成させた。
門松作りは4年前から、毎年この時期に行っている。講師は岩木進さん(79)ら4人で、竹などの材料もそろえた。
生徒たちはのこぎりを使い、3本の竹の先端を斜めに切ったあと、容器の中に入れ、ブロックで固定。周りには、縁起が良いとされる松や梅、ナンテンの木、葉ボタンを添え、土をかぶせ、高さ約1・6メートルの豪華な門松を作り上げた。
竹を切る際、のこぎりの歯が入りにくく苦労していたが、住民らに手を添えてもらうと、作業がどんどんと進んでいった。
出来上がった大きな門松は玄関に設置し、新年を迎える準備を整えた。このほか、ミニサイズの門松も作った。
高等部3年生徒は「竹を切るのが難しかったですが、チームワークを生かし、楽しみながら作ることができました」と話していた。
写真=みんなで力を合わせて門松を作り上げた