福高三和分校で松竹梅の寄せ植え 生徒が丁寧に制作
2022年12月16日 のニュース

福知山市三和町千束、京都府立福知山高校三和分校の農業科生26人が15日、松竹梅の寄せ植え制作をした。完成品は一般に販売することにしていて、一鉢ずつ心を込めて丁寧に仕上げた。
学校の活動を市民に知ってもらうこと、季節行事への理解を深める目的で、毎年取り組み、正月用の飾りとして、地域住民から好評を得ている。
移植ごてや根かき棒を使い、長方形の12号鉢に松竹梅、ナンテン、ヤブコウジなど縁起物の草花、溶岩石を配置。真砂土で固定したあと、コケを張って飾り物の鶴をあしらったり、寒水石を敷き詰めたりして完成させた。
黙々と作業していた2年は「松竹梅などを土でうまく固定するのが難しかったですが、購入いただいた人に喜んでもらえるよう、一生懸命作りました。寄せ植えを飾って、良い正月を迎えてもらえれば」と話していた。13日にも同様の作業をした。
寄せ植えは1鉢4900円(税込み)で、50鉢ほどを販売。予約を受け付けており、用意した数に達し次第、締め切る。20、21両日に同校で引き渡す。
予約受け付けは、平日午前9時~午後4時。申し込みと問い合わせは三和分校、電話0773(58)2049へ。
写真=心を込めて寄せ植えを制作した