御神木の紙垂取り換え迎春準備 元伊勢内宮
2022年12月13日 のニュース

新年を前に、京都府福知山市大江町内宮の元伊勢内宮皇大神社(後藤公一宮司)で迎春準備が進んでいる。御神木に巻かれている紙垂(しで)も取り換えた。
毎年12月10日ごろに取り換えている。境内の御神木は7本あり、神社の宮守が脚立を使い、麻縄に取り付けられた古い紙垂を外し、新しいものを取り付けていった。
本殿そばにある龍灯の杉は、節分の深夜に龍が灯明を献ずるとの言い伝えがある。
高さ約30メートル、幹周りは約7メートルもあるため、時間をかけて慎重に巻いていった。年1回の作業に、参拝者たちも足を止めて見入っていた。
ほか本殿や脇宮、小宮の紙垂も取り換えた。今後、年末に向けて、縁起物の授与所の設営などもしていく。
後藤宮司(68)は「準備だけは早めに行い、参拝客を迎えたいと思います。前のお正月は年末からの雪で参拝客が少なかったので、来年は晴天で、多くの人たちを迎えることができるように願っています」と話している。
写真=「龍灯の杉」にも紙垂を取り付けた