近隣校33チームの頂点に 丹波篠山の料理大会で淑徳高校が優勝
2022年10月10日 のニュース
「カレーなフレンチサンド」で栄冠
京都府福知山市正明寺、福知山淑徳高校調理系列1年の湊磨美さんと村上陽菜さんが、兵庫県丹波篠山市で開かれた「高校生グルメチャレンジin丹波篠山」で優勝した。丹波篠山の食材を使ったサンドイッチをテーマに競い、黒豆入りのカレーなどを挟んだフレンチサンドで挑戦し、栄冠をつかんだ。
1日に開かれた大会は、丹波篠山市商工会青年部が主催。近隣の高校から33チームが応募し、書類選考を勝ち上がった5チームで決勝戦をした。審査員は、丹波篠山市内にある飲食店の店主らが務め、見た目や味のほか、特産品をうまく使えているか、丹波焼の皿に映えるか-などを基準に、優勝と準優勝、審査員特別賞を選んだ。

淑徳高の2人が作ったのは、山の芋や黒豆が入ったドライカレーとホワイトソースを、片面にパン粉をつけたフレンチトーストで挟み、フライパンで揚げ焼きした「カレーなフレンチサンド」。
スパイシーなカレーが、甘く炊いた黒豆でマイルドな味わいになり、山の芋のシャリシャリとした食感も楽しめる自信作。色合いや見た目にもこだわり、1カ月ほどかけてレシピを作り上げた。
決勝戦の調理時間は1時間30分。2人は緊張せず、練習通りの手順でしっかり作ることができ、終了5分前にほぼミスなく完成させた。審査員からは「完成度がとても高い」と評価を受け、頂点に立つことができた。
2人は「先生にも『絶対に優勝できるよ』と言ってもらえていて、自信もあったので目標達成できてうれしい。自宅でも決勝戦のイメージトレーニングを積んで挑戦したので、苦労が報われて良かったです」と喜んでいる。
優勝した淑徳高のレシピ、準優勝に輝いた篠山産業高校の「ライスバーガー」、審査員特別賞の有馬高校の「きな粉とお餅のホットサンド」は、審査員の店で期間限定で販売される予定という。
写真上=優勝を喜ぶ湊さん(左)と村上さん
写真下=審査員から高評価を受けた「カレーなフレンチサンド」