「今年もおいしい地酒ができそう」 大江の住民グループが稲刈り
2022年09月11日 のニュース

京都府福知山市大江町の住民たちで組織する「大江で地酒を造る会」(大槻博路会長)は、地元の田んぼで地酒「大鬼」の材料となる酒米、五百万石の稲刈りをしている。今年も例年通りの良い米を収穫することができた。
造る会は、自分たちが作った米でおいしい酒を飲もう-と、1996年から町内の田んぼで酒米作りを続けている。取れた米は宮津市のハクレイ酒造で醸造し、福知山市内の酒店などで販売されている。
造る会が栽培するのは二箇と内宮の田3枚(計約50アール)では8日に稲刈りをして会員5人が参加。コンバインで次々と刈っていった。
ほかに、造る会の会員、櫻井一好さん(70)が所有する毛原の棚田10枚でも栽培。そのうち2枚はすでに刈り取られ、残り8枚の分は、11日の稲刈り体験会で参加者たちが収穫する。
大槻会長(73)は「草刈りが大変でしたが、台風による被害はなく、良い米ができています。またおいしい酒ができるように期待しています」と話している。
写真=コンバインで酒米の五百万石を刈っていった