京都丹後鉄道に「海の京都トレイン」 福知山-宮津で運行
2022年09月05日 のニュース
京都府北部の「海の京都」エリアの魅力をPRし、誘客を図ろうと、京都丹後鉄道(丹鉄)を運行するウィラートレインズ(飯島徹社長)は6日から、宮福線(福知山-宮津駅間)で、新たなラッピング列車の運行を始める。「海の京都」をPRするデザインで内外装とも統一し、上質感を漂わせた。普通や快速として一日3本を運行する予定。
列車名は「海の京都トレイン」で、府と共同製作した。1両編成で、事業費は約1800万円。
車両は緑色の「MF102」をベースにラッピングし、色鮮やかにした。
海沿いと山間部を結ぶ区間を走ることから、ブルーからグリーンに変わるグラデーションを取り入れ、紺碧の美しい海から緑豊かな山々へと移り変わる景色をイメージした。
内装もゆったりとくつろげる空間をめざし、座席の柄を伝統産業の丹後ちりめんの繊細な織り目をもとにデザイン。座席カバーにはカニや船、鬼などの模様を取り入れる演出もした。
11月からは水色のKTR801を、丹後の海をイメージして白銀とブルーを基調色にラッピングした1編成を追加し、宮豊・宮舞線の西舞鶴-豊岡駅間で運行を始める予定にしている。
写真=海から山へと変わる景色を表現した車両(イメージ図)