残暑は続くが大きなクリに秋の気配漂う処暑
2022年08月23日 のニュース

きょう23日は二十四節気の一つの「処暑」。だんだんと暑さがおさまる頃とされている。京都府福知山市口田野の山内八郎さん(81)の栗園では、大きく育つクリの実が存在感を放ち、秋の気配を漂わせている。
山内さんは約20アールの栗園で、渋皮がむきやすく大粒で甘い品種「ぽろたん」を50本以上植え付けている。
今年は異例の猛暑続きで生育を心配したが、枝にずっしりと付くイガを見上げて、「これなら上等ですわ」とにっこり。収穫は9月10日ごろから10月中旬まで行い、例年並みの300~400キロをめざす。
山内さんは「今年は暑くて、熱中症で倒れたら駄目だと草刈りを控えていたけれど、朝とかはちょっとずつ涼しい時間が増えてきてようやくできるようになりました」と季節の移ろいを感じている。
気象庁によると、23日の福知山地方の気温は午前11時現在で、32・0度。24日以降は曇りが多いが、最高気温は30度を上回る見込み。朝晩は涼しい風が吹く日が多くなるが、残暑はしばらく続きそう。
写真=「よう育ってくれたね」