ふるさと納税が過去最高を更新 返礼品充実に努め
2022年08月18日 のニュース

2021年度の京都府福知山市へのふるさと納税が、寄付件数1万7769件、総額3億1700万円となり、いずれも過去最高となった。前年度と比べ、件数は1・04倍、総額は1・21倍。寄付件数はほぼ横ばいだったものの、寄付額は右肩上がりが続いている。
市は08年度に制度を導入。昨年度は、利用できるサイトを8月に2つ増やして計5つにし、返礼品を195品から305品に増やした。これらが寄付金増加につながったとみている。また、全国的に新型コロナウイルス禍を受けて巣ごもり需要が拡大したことも追い風になった。
返礼品では、菓子が一番の人気で、日用品、肉加工品が続く。昨年度は、常温で長期保存できる牛丼や肉じゃがなどの防災備蓄品、20年度に話題になり再登場した市のPRグッズ「謀反のお知らせハガキ」も人気を集めた。
また、今年度は7月31日までに41品の返礼品を追加し、現在は346品。最高寄付額70万円へのお返しとしてアルミ合金製の「ソリッドハニカム ラウンドテーブル」(製造業者・三和町のコアマシナリー)などを増やした。このほか、返礼品への追加を予定しているANAグループとの特産品の開発、受け付けサイトの追加をしている。
市によると、今年度も昨年度とほぼ同様のペースで寄付が集まっていると言い、秘書広報課は「今後も返礼品の開発、追加に取り組み、市内のいろいろな商品を知ってもらう機会にしたい」としている。
写真=返礼品で明智光秀ゆかりの城下町ならではの「謀反のお知らせハガキ」も人気