ドライバーらに呼びかけ 危険な交差点に手作りの看板を設置
2022年07月29日 のニュース

夏の交通事故防止府民運動(21-30日)に合わせて、京都府福知山市夜久野町井田自治会(荻野成生自治会長)は21日、国道9号の井田交差点に手作りの交通安全の看板を立てた。ドライバーらに左右確認などを呼びかけている。
設置したのは府道小坂青垣線と国道9号が交わるところ。車で府道から右左折して国道9号に出る地元住民らへの啓発のため、国道を挟んで正面のJR山陰線の防護フェンスを借りて取り付けた。
看板は高さ約1メートルで、合板を使って仕上げた。左右を指さして振り向く顔の下に「チョットまって青信号でも左右確認」と文字を入れたもので、赤、黄、青などのペンキを使って目立つようにカラフルにした。
現場は人家の密集地。信号はあるが、府道から国道に出る際、とくに左折時には鋭角に曲がるために見通しが悪く危険が伴う。国道9号は交通量が多く、信号無視する車もみられ、交通事故も起きているという。
荻野自治会長は「現場の交差点では、信号が黄色になっても猛スピードで通り過ぎる国道の車が多く、ヒヤリとすることがあります。事故防止に地元住民がまず『青信号になったから大丈夫』と思わずに、左右確認を必ずすることが大切です」と話していた。
約2カ月後に撤去する予定。
写真=井田交差点のJRフェンスに取り付けられた啓発看板