玄関先の花がご近所の会話を呼ぶ 雀部福祉推進協が苗配布
2022年07月12日 のニュース

京都府福知山市の雀部地区福祉推進協議会(渡部貢会長)が、配った花苗を玄関先で育ててもらい、住民同士の声かけやつながりを広げる「フラワーガーデン見守りプロジェクト」に取り組んでいる。新型コロナウイルス禍の中でもできる交流をと、昨年に実施して好評を得て、今年も続けることにした。
昨夏は新型コロナの影響で住民が集うイベントができなかった。そこで、花の世話や散歩中などにちょっとした会話で住民が交流できる同プロジェクトをして、110件の参加申し込みがあった。
花は夏から秋まで開花期間が長いものを選び、玄関先で育てていたことから多くの住民の目にとまり、「お付き合いがなかった人と話すきっかけになった」「花の育成談議で盛り上がった」と喜びの声が推進協に寄せられた。
今年は、長く開花し暑さにも強いペンタス、夏の切り花で親しまれるアスターなどの花苗を準備。合計141件の申し込みがあった。渡部会長(72)は「参加者が増えていて、交流の輪の広がりを感じます」と自信を見せる。
2年続けて参加する土師新町南の津田玲子さん(76)は「昨年にいただいたものが増え、鉢を追加して、更に今年の分もいただいて玄関先がにぎやかです。ご近所さんとの話も弾んで楽しいです」と目を細めた。
写真=玄関先で花談議が弾む