製造現場など84カ所で就業体験 府立工業の2年生たち
2022年07月08日 のニュース

福知山市石原、京都府立工業高校(須貝義和校長)の2年生176人は4日から8日まで、インターンシップ(就業体験)に取り組んだ。昨年度は新型コロナウイルス禍で、3日間の実施だったが、今年は例年通り5日間にわたっての体験となった。
生徒が勤労観や職業観を養い、働くことの大切さを知ることが目的で、今年も製造業を中心に、福知山、綾部、舞鶴、兵庫県丹波の各市内の企業、官公庁など84カ所に出向いた。
福知山市拝師の鋳物製造会社、エクセディ鋳造には、ロボット技術科、環境デザイン科、情報テクノロジー科の各1人が“出社”した。
同社はフォークリフトなどの産業車両用のトランスミッションケースや排水集合管などを製造している。
生徒たちは、製品の型となる発泡スチロールの組み立てや鋳物の成分分析などの作業に励んだ。また自分たちがオリジナルでデザインした鋳物のオブジェ作りにも取り組んだ。
生徒たちは日を追うごとに作業に慣れ、社員のアドバイスを受けながら、進んで手を動かしていた。
生徒は「簡単そうに見える作業でも実際にやってみると難しく、仕事の大変さがよく分かりました」と話していた。
写真=エクセディ鋳造で作業を体験する生徒(左)