温水プールで小学校の水泳授業 福知山SSのコーチが指導
2022年07月06日 のニュース
京都府福知山市教育委員会は、小学校水泳指導委託事業として、福知山スイミングスクール(SS)による指導を開始した。今年度からの取り組みで、大江小学校(青木広典校長、児童172人)をモデル校として、天候に左右されない学びの場の確保とインストラクターの指導で泳力向上を目指す。
小学校の水泳授業は、猛暑による熱中症対策や天候不順、施設の老朽化などにより、安全で継続的に行うことが課題となっている。そこで、和久市町の市温水プールを使い、気温や水温、施設の状況に影響されず、安心安全に授業できるようにと計画している。
外部委託した専門スタッフが指導をすることで、児童の泳力向上と教員の負担軽減も図る。
指導が始まった1日は、大江小1年生31人と6年生32人が泳いだ。初めての水泳授業となる1年生は、ビート板などを使い水に慣れることを第一にして、6年生はバタ足やクロールに励んだ。
6年の井上穂月さんは「日差しがきつくなく快適でした。久しぶりで、最初は少し水が怖かったけど、教え方もわかりやすく気持ちよく泳げました」と笑顔を見せていた。
今回は試験的な取り組みで、成果や課題をもとに来年以降、ほかの小学校でも段階的に実施を検討している。
写真=指導を受け、元気に泳ぐ児童たち