レンジャー訓練終え19歳~30歳の11人帰還 福知山駐屯地
2022年07月05日 のニュース

京都府福知山市の陸上自衛隊福知山駐屯地(前野直樹司令)で4日、「レンジャー養成訓練」の帰還式があった。陸自で最も過酷とされる訓練に耐え抜いた19歳から30歳までの隊員11人が、レンジャー隊員の資格を得て、決意を新たにした。
隊員たちは4月4日から訓練を始め、サバイバル術や戦闘術などの力を身に付け、山中にこもるなどして自らの体力と精神を突き詰めてきた。
最後の訓練は、6月30日に丹後半島を出発。30キロ以上の重い装備を背負いながら険しい山に分け入り、飲食や睡眠を制限して駐屯地までの約90キロを4夜5日で踏破した。
帰還式では、隊員の家族や同僚たちに迎え入れられたあと、前野司令からねぎらいの言葉を受け、栄誉のレンジャー徽章を授かった。
続いて隊員は「もっと技能と知識を向上させ、部隊の戦力になれるよう努力します」などと一人ずつ力強く決意を発表した。
写真=前野司令(右)からレンジャー徽章を受ける隊員