三和小3年生がブドウの摘果作業を体験 汗流し苦労も知る
2022年07月01日 のニュース

京都府福知山市三和町千束、三和小学校(川端那美代校長)の3年生17人が30日、古里の特産物「三和ぶどう」について知ろうと、友渕のブドウ園で、房を整える摘果作業を体験。猛暑日となったなか、汗を流しながら作業に精を出し、農作物を育てる苦労も知った。
同校は毎年、地域での体験学習を通じて、古里について学ぶ「三和創造学習」の一環として、三和ぶどうの栽培に関わる一部の作業を体験している。
今年は、吉見篤一さん(50)が栽培するブドウ園で、ブドウ作りの苦労や努力を学んでいる。これまでに児童たちは、カップに入れた薬剤に房を浸して種をなくす「ジベレリン処理」の作業をしてきた。
吉見さんは、粒を大きくそろえるために、小さい実や変色しているものなどは間引く必要があると説明。そのあと児童たちは、ハサミを使いながら「これだ」「変な形を見つけた」「小さいの取れた」などと元気に取り組んだ。
佐々木陽優君は「初めは切るのが難しかったけど、だんだんと慣れてきて上手にできるようになりました。次は収穫なので、楽しみです」と笑顔を見せていた。
写真=ブドウの間引き作業をする児童たち