アユ釣り解禁 由良川に竿伸ばし、小気味よい引き次々
2022年06月01日 のニュース

由良川漁業協同組合(日和隆組合長)は1日午前6時、管内の由良川本流、支流でアユの竿釣りを解禁した。京都府福知山市内の河川では愛好家らが竿を伸ばし、小気味良い引きを楽しんだ。
漁協によると今年は、天然アユの遡上は多いが、全体的に水量が少なく、成長が遅れているという。解禁直後の釣果は、河川によってばらつきがあった。
川北橋周辺の由良川本流で竿を出した福知山市内在住の83歳の男性2人組は、約1時間で体長14センチから18センチまでを計20匹ほど上げていた。毎年釣りに来ているという2人は、「去年より魚がいる印象で、今年は良い感じです」と笑顔を見せていた。
日和組合長は「若アユが、まだたまっている状態で、縄張りを持って流れのある所に居着くほどには成長していない様子ですが、今月末ごろには期待できそうです」と話す。
漁協は毎年、解禁日を前に稚魚を放流しており、今年は福知山、綾部、舞鶴、京丹波4市町で計3千キロ、約43万匹を放した。
竿釣りや友釣り専用区での網漁は8月1日から、それ以外の網漁は7月1日から解禁される。釣り、網とも9月30日までだが、11月からは産卵期の「落ちアユ」漁が楽しめる。
遊漁証は釣具店などで購入できる。年券が1万円で、日券は3千円。日券の販売は7月5日から。
写真=川北橋周辺でアユ釣りを楽しむ男性(1日午前6時40分ごろ)