もんぺ姿の早乙女が手植え うぶやの里で3年ぶりのお田植祭
2022年05月31日 のニュース

京都府福知山市三和町大原の「うぶやの里」の田んぼで29日、お田植祭があった。日照りのなか、昔ながらの編み笠ともんぺ姿の早乙女8人が、慣れた手つきで、もち米の苗を手植えし、五穀豊穣を願った。
お田植祭は、近くにある大原神社(林秀俊宮司)を中心とした地域行事。府の有形民俗文化財に指定されている産屋のPRと農業振興などを目的に、2006年から毎年5月の最終日曜日に実施している。
新型コロナウイルス禍のため、イベント内容や参加者の規模を縮小して3年ぶりに実施。例年、地元住民らでつくる実行委員会が主催しているが、今年は大原神社総代会(大槻兄市総代長)が主催した。
神事のあと、広さ7アールの田んぼに集まり、地元女性による早乙女が、大原練り込み音頭に合わせて一筋ずつ丁寧に、もち米の苗を植えた。京都市内から訪れた緑の少年団の子らも田植えに参加した。秋に収穫したもち米は、川合地域の神社に奉納する予定。
写真=苗を植える早乙女たち