「夢富士」や「白鳳」など、桃の産地山崎 生産者ら愛情込めて袋掛け
2022年05月31日 のニュース
「山崎の桃」の産地として知られる京都府福知山市山崎地区の桃園で、病害虫による傷みを防ぐため、青い実を袋で包む「袋掛け」の作業が進められている。
桃園は農家2軒で栽培している。広さは約1・5ヘクタールあり、「夢富士」や「白鳳」など5種類、約250本が植えられている。
2軒で用意した袋は約5万枚。田辺忍さん(79)=大門=が管理する桃園では、25日から作業を始めた。女性2人の手を借りながら、ゴルフボール大に育った実に、丁寧に袋をかぶせる。
4月に夜間の気温が低かったため、当初は実が大きくならず心配したが、5月に入って気温が上昇。徐々に大きくなってきた。
田辺さんは「もうすぐ梅雨に入りますが、甘い実ができるよう、適度な雨と照りが交互に続くことを願っています」と期待する。
袋掛けは6月3日ごろまで。収穫は7月20日ごろになる。
写真=丁寧に実に袋をかぶせる田辺さん