市民と大学結び地方創生 福知山公立大新学長の川添氏

2022年05月10日 のニュース

 京都府福知山市西小谷ケ丘、公立大学法人福知山公立大学の新しい理事長兼学長に、川添信介氏(66)が就任した。地域に根差し、世界を視野に活躍できる学生の育成や地域の課題解決に貢献する公立大学。京都大学副学長などを歴任した川添新学長に、これまでの取り組みや今後の課題などを聞いた。任期は2026年3月までの4年間。

 佐賀県唐津市出身で、京都大学入学以降、ほぼ京都市周辺で過ごし、大阪市立大学や京都大学で教壇に立った。京都大学生活協同組合の理事長に就いた際は、事務的だった生協と大学の間で協力的な協定を結び、それまでの関係を超える連携を確立した。

 その後、京大理事兼副学長に就任。老朽化による安全性が長年の課題となっていた学生寄宿舎・吉田寮の問題に切り込み、居住する学生に明け渡しを求めた。反発を受けることは分かっていたが、「建ててから100年以上経過している。地震が起きて、学生がひどい目に遭うのを放置できない」と、あえて学生と正面から向き合った。

 

■学生が満足するキャンパス環境を■

 

 現在の公立大学で課題に感じていることは、学生が過ごすキャンパスの環境。「学生にとって心地良い場所であるための環境づくりは重要なこと。お金がかかり大変だが、学生が満足できる居場所を作りたい」と話す。

 このほか、近隣の大学との連携については「北近畿地域に高等教育機関の関連施設が増えてきており、学生間の交流などを考えていきたい」という。

 市民に対しては「大学と市民の方々との新たな次元での結び付きや地方創生を『福知山モデル』という言葉で表現して実現しようとしているので、何でも気軽に大学へ相談に来てください。大学と地域とのつながりを深めていきたい」と望む。

 亡くなった義父が夜久野町出身で、これまでに何度か福知山を訪れたことがある。福知山と出身地の唐津は似たようなまちの規模で、親近感を抱く。現在は京丹波町に住んでいて、片道45分の道のりを車で通勤する。

 趣味は、西洋音楽を聴くこと。やりたいと思っていたピアノを、ここ1年で本格的に始めた。独学でバッハの曲を毎日練習しているという。
 
【略歴】専門は西洋中世哲学。京都大学文学部哲学科卒業後、大阪市立大学や京大で教育研究を行う。京大では生協理事長や理事兼副学長(学生・図書館担当)を歴任した。

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