由良川のアユ釣り6月1日から 解禁までに稚アユ放流
2022年04月28日 のニュース
由良川漁業協同組合(日和隆組合長)による稚アユの放流が始まった。初日の28日は、京都府福知山市猪崎の音無瀬橋下流で300キロを放し、組合員たちが元気に泳いでいく姿を見送った。アユ釣りが解禁になる6月1日までに、福知山、綾部、舞鶴、京丹波4市町の由良川本流、支流に計3千キロ、約43万匹を放す。
放流は毎年、アユ漁を楽しんでもらうことなどを目的に取り組んでいる。福知山市内での放流は、1650キロの予定。今年のアユは岡山、滋賀、和歌山3県産で、体長は12センチほど。解禁日には20センチほどに育つ。
昨年は天然アユの遡上が、ここ数年にはなかったほど好調で、漁協に持ち込まれたアユの釣果は竿が一昨年の3倍、網は2倍だった。今年も、4月10日から遡上する姿が確認されている。
日和組合長(73)は「本流、支流とも天然アユの姿が見られ、解禁日が楽しみな状況です。たくさんの人に釣りに来てもらえればうれしい」と話している。
■釣りは6月1日網は7月1日から
アユ釣りは6月1日午前6時、網漁は7月1日に解禁される。いずれも9月30日までだが、11月からは産卵期の「落ちアユ」漁が楽しめる。
遊漁証は市内の釣具店などで購入できる。年券が1万円で、日券は3千円。日券の販売は7月5日から。
写真=音無瀬橋下の由良川でアユを放流した(4月28日午前10時10分ごろ)