一次産業の女性が「農業にかける思い」など活動内容を発表
2022年03月21日 のニュース
京都府福知山、綾部、舞鶴3市で一次産業に携わる女性のグループ「のら×たん ゆらジェンヌ」(居相雅代代表)は17日、メンバーがこれまでの活動内容などを報告するオンライン発表会を開いた。福知山市駅前町の交流プラザを会場に、農業にかける思いなどを発信した。
ゆらジェンヌは2020年2月に結成。メンバー間で情報を共有したり、交流会や勉強会、合同でのマルシェ実施などに取り組んだりしている。発表会は、多くの人にグループのことを知ってもらおうと初めて企画。関係者のみの会場とオンライン合わせて約50人が参加した。
正会員のうち13人が1人5分で発表に立ち、会場内の参加者からの質問にも答えた。
トップを切った奥野亜里沙さんは、舞鶴市で万願寺甘とうの専門農家として新規就農した経験を紹介。「自称ですが、日本一万願寺を食べていると思うので、『そのおいしさを伝えたい』という思いがモチベーションになっています」と楽しく話し、「新規就農だからこそ、知らないことを教えてもらえ、固定観念にとらわれないことがメリットになります」などと伝えた。
続いて管理栄養士でもあり、ジャムなどを作っている森嶋麻衣さん=綾部市=がバランスの良い食事の組み立て方を教え、自家製の発酵肥料を使って「微生物農法」に取り組む千々岩千夏さん=福知山市=がその様子を披露するなど、盛りだくさんの内容となった。
発表会の様子は動画投稿サイト、ユーチューブで見られるようにする予定。視聴方法などの問い合わせは、電子メールで受け付ける。
メールアドレスはyurainenne@gmail.com
写真=メンバーたちが日ごろの活動を発表した