ウクライナと東日本大震災 犠牲者追悼し平和願う 成美高生が輪になって黙とう

2022年03月12日 のニュース

 京都府福知山市水内、福知山成美高校(兒島裕之校長)の国際コース1年生36人が11日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻と東日本大震災のそれぞれの犠牲者を追悼し、平和への祈りを捧げた。生徒たちは震災発生時刻の午後2時46分に合わせ、同校中庭でろうそくに火をともし、静かに黙とうした。

 同コースの1年生には、ナイジェリアやアジアからの留学生らが在籍していて、互いに理解を深め、人種や国籍にとらわれずに生きる大切さを学んでいる。

 そうした中、吉澤悠人君、宮山大生君、岡田和樹君の3人が、自分たちの平和を願う思いを形にしようと取り組みを企画。同じ10組の同級生に呼びかけた。

 当日は、各国の国旗を印刷した用紙を中心に並べてみんなで輪を作り、一人ずつにろうそくを用意。東日本大震災、ウクライナ侵攻の2回に分けて黙とうした。生徒たちは事前に、ウクライナとロシアのことを調べたほか、東日本大震災を忘れない-という思いで取り組んだ。

 実行委の3人は「普通の生活を送れていることと平和のありがたさを感じました。少しでも過去の震災や今の戦争について考えてくれる人が増えればうれしいです」と話していた。

写真=静かに祈りを捧げる生徒ら

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