ウーパールーパー4匹、親に食べられないよう水槽ですくすく 市動物園
2022年02月20日 のニュース

京都府福知山市猪崎の三段池ラビハウス動物園(二本松俊邦園長)で、昨年3月にふ化したウーパールーパーが、園入り口に置かれた水槽ですくすく成長している。のろのろと動き回る愛らしい姿は、来園者の心を癒やしている。
ウーパールーパーは、両生類でサンショウウオの仲間。80年代にはテレビCMに起用され、つぶらな瞳と笑っているような口元がチャーミングで、人気者になった。動物園では、小さな池で成体9匹(黒色7匹、白色2匹)を飼育している。
昨年1月に産卵し、親が餌と間違えて食べてしまうため、水槽に移してふ化を待っていたところ、2カ月ほどで10匹の赤ちゃんが誕生。このうち7匹は体長7~10センチほどになり、特徴のフサフサしたピンク色のエラもよく分かる。
大きくなったものから池に戻しており、水槽では現在4匹が暮らす。二本松園長は「池では石の陰などに身を隠し、来園者に見てもらえないので、今季の産卵が始まるまで、この4匹は水槽で飼育する予定です」と話している。
写真=無事に大きくなったウーパールーパー