電子図書館スタート12日で2万人が利用 児童生徒の貸し付け目立つ

2022年02月09日 のニュース

 オンラインで電子書籍を貸し出す京都府福知山市の「ふくちやま電子図書館」。スタートした1月の利用者数がまとまった。開設した1月20日から31日までの12日間のログイン人数は、延べ2万60人で、貸し出した電子書籍は延べ1万1751点。福知山市立図書館中央館によると、児童、生徒の利用が多かったという。

 電子図書館は電子書籍1万8千点を備えている。開設に合わせ、市内の小中学生約6千人に、利用に必要なIDとパスワードを付与したことから、学校の授業などで子どもたちがよく利用していると見ている。

 中央館には、サービス開始と同時に、利用方法やサイトの使い方、機能などの問い合わせが多くあり、市民の関心の高さがうかがえたという。また、1月の来館者数は昨年と比べて3千人ほど減っており、「感染症対策で来館を控えるとともに、電子図書館の利用が一定数広がったことが要因」だと分析する。

 今後は児童、生徒に加え、一般の人の利用が広がるよう、電子図書館での特集企画などを展開してPRを進めていく。

 山路智子館長は「2月下旬からは音楽配信サービスも始まります。より内容を充実させ、実際の図書館とオンラインの両方を楽しんでもらえるようにしていきたい」と話している。

 

 

写真=今後は特集などでPRしていく

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