日産と三菱が電気自動車で避難所給電 市と災害連携協定
2022年01月31日 のニュース

自動車メーカーの日産自動車(内田誠社長)、三菱自動車(加藤隆雄社長)は、それぞれ京都府福知山市と電気自動車を活用した災害連携協定を結んだ。
協定の枠組みは「日産、京都日産、市」、「三菱、京都三菱、市」各3者間での締結となる。大規模災害などでの停電時に、電気自動車を市へ無償貸与して避難所などに給電するほか、防災啓発や脱炭素社会に向けた電気自動車の普及啓発にも取り組む。
市と日産とはオンラインで、三菱とは書面でそれぞれ27日に協定を交わした。
締結後は市役所前駐車場で電気自動車の給電実演があった。京都日産が1台分のバッテリーで避難所3日分の電力供給ができる電気自動車「日産リーフ」を使って給電の仕組みなどを解説し、大橋一夫市長や防災担当職員らが見学した。
日産、三菱との協定について大橋市長は「市の電気自動車だけで非常時の給電は困難で、連携協定は心強くありがたい」と話していた。
写真=電気自動車からスマホや電子レンジに給電した