自分で漉いて和紙の卒業証書作る 大江小6年生

2022年01月21日 のニュース

 京都府福知山市大江町波美、大江小学校(青木広典校長)の6年生26人がこのほど、二俣二の和紙伝承館で、今春の卒業証書に使う和紙を自分たちで漉いた。一昨年まで町内の3小学校の6年生がそれぞれ漉いていたが、昨春3校が統合し、大江小となったため、同校としては初の取り組みとなった。

 伝承館隣にある田中製紙工業所の4代目、田中正晃さん(88)、息子で5代目の田中敏弘さん(60)らに漉き方を教わった。

 児童たちは台にすだれを乗せた木製の道具・簾桁を使い、水槽の漉き舟から、和紙の原料となるコウゾの溶液をすくい取って漉いた。

 正晃さんたちから手ほどきを受けながら、紙の厚さが均等になるよう、簾桁を前後左右に動かした。

 漉きあがった和紙は、田中さんの工業所で乾燥してもらい、学校で名前などの文字が入れられる。

 6年の佐金紬さんは「簾桁は重かったけど、うまく漉くことができました。出来上がりが楽しみです」と話していた。

写真=教わりながら簾桁を動かす児童

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