棚田見晴らすキャンプ場を造成 「散策して交流を」と大江町毛原で
2022年01月07日 のニュース

「日本の棚田百選」に選ばれた棚田が広がり、自然あふれる地でテント泊や野外活動を楽しめるキャンプ場が、京都府福知山市大江町毛原に完成した。地元住民が個人で造成。都会の人たちとの交流を楽しみにしている。
造成したのは、棚田で米作りに励む櫻井一好さん(70)。毛原自治会と地域活性化グループが、一昨年秋から遊休農地となった棚田でのキャンプ体験会を限定開催しているが、時期を問わずいつでも気軽に楽しんでもらえるようにと、自身が所有する土地を整備した。
場所は櫻井さんが営む、ログハウスのゲストハウス「サライ」のすぐ下。以前は棚田で、その後はスギやヒノキを植林していたが、2004年の台風による災害で荒れたため、木を全部伐採して、地面を平らにならしていた。
広さは約230平方メートルあり、テントは2張りが設営可能。料理の下ごしらえや食器などの洗浄ができる屋根付きの水洗い場も設けた。
日当たりが良い場所で、サライのシャワー、風呂の利用や車を乗り入れての設営もできる。
櫻井さんは「都会の人たちに自然の中でキャンプを満喫してほしい。地域を散策することで、住民たちとの交流もしていただければありがたい」と話している。問い合わせは櫻井さん、携帯090・1487・8586へ。
写真=完成したキャンプ場