衆院選京都5区は保守王国堅持 自民の本田氏大差で再選
2021年11月01日 のニュース

第49回衆議院議員総選挙は31日に投開票され、京都府福知山市など府北部5市2町の京都5区は自民前職の本田太郎氏(47)=公明推薦=が6万8693票を獲得して、2回目の当選を決めた。終始安定した戦いを展開し、野党の前職と新人を引き離し、保守王国を堅持した。京都5区全体の投票者数は14万1965人、投票率は前回より2・28ポイント高い59・49%だった。
本田氏は2017年の前回選、保守分裂選挙となったが、12期34年にわたり議席を守り抜いた自民党元総裁の谷垣禎一氏の後継者として初当選。今回は府北部の各首長らと連携し、組織力を示して厚い保守地盤を固めた。また、前回ほど谷垣氏の名前を出さず、自身への評価で議席を勝ち取る決意で選挙戦に臨んだ。
次点は、比例北陸信越ブロックから京都5区に転じた立憲民主前職の山本和嘉子氏(53)。連合京都から推薦を受けて、コロナ対策を最優先に消費税減税などを訴え、地域に寄り添った政策をアピール。自民支持層や無党派層に浸透を図り、福知山で広がりを見せたが、届かなかった。無所属前職の井上一徳氏(59)、共産党新人の山内健氏(53)も及ばなかった。
本田太郎(自民前)6万8693票
山本和嘉子(立憲前)3万2108票
山内健(共産新)1万6375票
井上一徳(無所属前)2万1904票
写真=花束を受ける本田氏