運動した人の率を競うチャレンジデー 福知山市が初勝利

2021年10月28日 のニュース

 京都府福知山市は27日、運動をした人の割合を自治体単位で競う住民参加型スポーツイベント「チャレンジデー」(笹川スポーツ財団主催)で、岐阜県関市、山形県米沢市との三つどもえの戦いを制した。初挑戦の一昨年は関市に敗れており、念願の初勝利。参加者数も増えて、大橋一夫市長は「運動の定着化で健康増進につながってほしい」と期待する。

 チャレンジデーは、人口規模が同程度の自治体同士が、規定日に15分以上の運動やスポーツで体を動かした在住者や在勤者らの参加率で競う。今年は全国66市町村がエントリーして、平均参加率は26・6%となった。

 福知山市の参加率は48・8%(3万7565人)で前回から9・6ポイント増えた。対戦相手の米沢市は36・4%(2万8778人)、関市は18%(1万5723人)だった。

 今回のチャレンジデーでは、元五輪女子マラソン日本代表でスポーツジャーナリストの増田明美さん、中学・高校時代にソフトテニス選手だったお笑い芸人のたむらけんじさんが福知山を訪れて、市民とスポーツの汗を流した。

 増田さんは、新型コロナウイルス禍で昨年12月にチャレンジデーに代えてオンラインを活用して開催された「おうちでチャレンジデー」で、福知山市が参加自治体内で参加者数全国1位となったことの特典として、笹川スポーツ財団から派遣された。猪崎の三段池公園にある芝生広場・ラビハウス大はらっぱで、公募市民40人とランニングをした。

 増田さんは「初めての福知山ですが、きれいなまち。今度は旅行で来たい」と目を細め、市民ランナーたちとの会話にも花を咲かせた。

 たむらさんは、三段池公園テニスコートで公募市民25人とソフトテニスをした。

 全日本ナショナルチームの林田和樹選手(ヨネックス所属)、黒木瑠璃華選手(同)も加わり、ストロークやサーブの練習、ミニゲームをした。

 たむらさんはギャグは控えめに、「ボールは(勢いよく)こないので、待たずに打ちに行ってください」「膝はもっと曲げたままで」と熱を入れて助言。鋭い打球も見せて会場を沸かせた。

 増田さんはボッチャ体験、たむらさんは子どもたちとソフトテニス対決もした。

 福知山市はこの他、様々なスポーツ無料体験企画や運動動画の配信などでチャレンジデー参加を呼びかけていた。
 
 
写真=増田明美さん(中央)と一緒にランニング

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