学食の生ゴミで高校生が堆肥づくり SDGsに福知山成美
2021年10月14日 のニュース

京都府福知山市水内の福知山成美高校(兒島裕之校長)の1年生6人が、学校食堂から出る生ごみを使った堆肥づくりをしている。SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組み。完成した肥料の販売会も予定しており、食品ロスやごみ削減に向けた啓発をしていく。
国際コース1年10組の岡田和樹君、酒井理帆さん、多賀野みさとさん、田中香帆さん、宮山大生君、西村優弥君がチームを組んで実施。身近で出来ることから地球環境を大切にした活動をし、SDGs普及の輪を広げようと始めた。
9月下旬に堆肥を作るためのコンポストを学校の隅に手作りで設置。事前に市環境パークの職員から、堆肥づくりの方法なども教わった。毎日、放課後に活動をし、食堂の生ごみと米のもみ殻、落ち葉などをコンポストに入れてかき混ぜるなどの作業をしている。
リーダーの岡田君は「活動を通じていろんな人に、たくさんのことを教わりました。また、学校からだけでも、思ったよりもたくさんのごみが出ていることなども勉強になりました。この取り組みが、多くの人に広がればうれしい」と話す。
10組では、他のチームが日よけ効果のある「緑のカーテン」作りをしており、エアコンの使用回数が減るかなどを知らべている。
写真=コンポストで堆肥作りをする生徒たち