「丸々と大粒、甘くておいしい」 人気の丹波栗、収穫が進む

2021年09月28日 のニュース

 平安時代から朝廷や幕府に献上されてきた歴史のある「丹波栗」の収穫作業が、京都府福知山市内などで行われている。福知山地方丹波くり振興会の山内健喜知さん(79)=口田野=の栗園では、銀寄、筑波、ぽろたんといった品種が丸々と実っており、山内さんがイガから実を取り出してかごに集めている。

 京丹波町、綾部市、福知山市など丹波地域で生産され、大粒で形が良く、豊かな香りと甘みが特長。全国でも人気が高く、福知山市内ではさまざまなスイーツなどにも加工して販売されている。府中丹広域振興局の集計によると、昨年は市内の292農家が約32トンを収穫した。

 山内さんは、栗園4カ所にある約60本の木で生産をしている。20年ほど前から栽培しているが、本格的に始めたのは10年前だという。今年は9日から収穫。「クリは日当たりが大切とされています。夏場の長雨には心配させられましたが、例年並みで甘くておいしいものがたくさん出来ています」と話している。

 府内では例年、10月上旬が収穫の最盛期となり、10月下旬まで作業が続く。 


写真=丹波くりを収穫する山内さん

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