お彼岸の間、観音堂の線香絶やさぬよう住民が交代で参拝 室の伝統

2021年09月22日 のニュース

 秋の彼岸を迎え、京都府福知山市内各地の墓地で墓参りをする人の姿が見られる。室(むろ)地区では、昔から続く伝統の地域行事として、地元住民たちが地元の室観音堂を参拝。彼岸の期間の26日まで、毎日交代で参り、疫病退散や家内安全を願っている。

 聖観世音菩薩を祭る室観音堂は、地区を見渡せる高台にあり、江戸時代後期の1862年に建てられたと伝わる。彼岸の参拝はその当初から続く古い習わしとされていて、当時は住民が夜通しお堂にこもり、般若心経を唱えていたという。

 近年は、簡略化しているが、それでも彼岸期間中の7日間は、線香やろうそくの火を絶やさないようにと、毎日午前と午後にそれぞれ2人ずつが、お堂に参って仏花を供え、手を合わせている。

 前自治会長の田中定行さんは「昨秋には地元で費用を工面し、老朽化や豪雨の影響を受けたお堂を改築し、階段もきれいに整備しました。29戸と少ない地区ですが、村をあげてお堂を大事にしています。これからも守っていきたい」と話していた。
 
 
写真=観音様に手を合わせる地元住民

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