新設予定の桃映地域公民館は多機能な複合施設に 市が議会で
2021年09月11日 のニュース

京都府福知山市は、東堀の桃映地域体育館そばに新設を予定している「桃映地域公民館」について、地域包括支援センターや災害時にも強い避難所機能を持った複合施設として検討していることを明らかにした。9日の市議会9月定例会の一般質問で議員の質問に、教育部長らが答えた。
桃映地域公民館は2017年7月、既存の体育館に事務局を置く形で設立。体育館しかない状態だったため、当初から公民館施設の新設を計画していた。
地域からは今年3月、介護や生活の相談を受ける桃映地域包括支援センターが市役所へ移転している。そのため、市は「桃映地域に包括支援センターを再設置するため、新設する公民館に機能を持たせることを考えている」と答弁した。
さらに、老朽化が進む日新、六人部などの地域公民館ではバリアフリー化や太陽光発電設備、蓄電池を備えた災害対応、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献できる施設にする長寿命化計画が進んでいることから、桃映地域公民館も足並みをそろえた設備内容にしていく方向であることも説明した。
現在は、桃映中学校区(大正、庵我両小学校区)の地域代表者らの意見、要望などを踏まえて施設規模や内容、スケジュールを検討している段階だが、大橋一夫市長は「出来るだけ早期に設置できるよう進めていきたい」とした。
写真=桃映地域公民館は複合施設として新設計画の検討が進んでいる