成美高校女子野球部が全国ユース大会で準優勝 試合重ねて選手成長

2021年09月03日 のニュース

 京都府福知山市水内、福知山成美高校女子野球部(笹本美空主将)が、8月26日~31日に愛知県で開かれた「第12回全国高校女子硬式野球ユース大会」で準優勝した。2年生以下の大会で、決勝は全国女子高校野球選手権を制した神戸弘陵(兵庫県)に惜敗したが、公式戦初出場の選手が大半のなか、大会を通して成長。栄冠にあと一歩のところまで迫ることができた。

 大会は、全国高校女子硬式野球連盟が主催し、全国から37校がエントリー。成美初戦の2回戦と3回戦は、公式戦という緊張感から、細かなミスが目立ち、2年生エースの伊藤春捺投手も制球が定まらないなかで、なんとか勝ち上がった。

 その後、伊藤投手の投球が安定するなどして、締まった試合を展開。4回線の横浜隼人(神奈川県)は3-0で勝利した。

 秀明八千代(千葉県)との準決勝は、5回を終わって2-3と、追う展開で迎えた6回裏、成美は四球などで塁を埋め、相手の失策もあって1点を返したあと、大会に向けて練習を積んできたスクイズを決めて逆転。そのまま試合は終了し、接戦を制することができた。

 神戸弘陵との決勝は、全国女子高校野球選手権でも先発していた2年生投手を相手に、チャンスは何度か作ったが、球威に押されてスクイズを失敗するなど、得点を奪えなかったことが響き、0-3で敗れた。

 長野恵利子監督(47)は「大会のなかで選手たちが強くなっていくのが感じられ、スタメンの半数が1年生というチームで準優勝できたのは良かった。今後はさらに練習を重ね、レベルアップして大会に挑みたい」と話している。
 
 
写真=ユース大会で準優勝した成美高女子野球部のメンバーら

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