初めての操作に苦戦しつつも巧みに掘削 高校生がショベルカーの運転学ぶ
2021年07月31日 のニュース

京都府福知山市三和町千束、福知山高校三和分校(大久保博之副校長)の農業科2年生5人が28、29両日、特別教育講習会として建設機械会社から講師を迎えてショベルカーの運転技術などを学んだ。
社会に出てから活用できる資格取得に役立つようにと、10年ほど前から2年生を対象に続けている。コマツ教習所近畿センタの指導員を迎え、座学と実技で専門知識、技能を身に付けた。
2日目の実技では、同校グラウンドの特設コースに持ち込まれたショベルカーに1人ずつ乗り込んで運転。周囲の安全確認や点検を済ませたあと、運転台に座ってホーンで合図をしてからエンジンを始動。コーンを並べて作ったコースを走り、途中で2本のレバーを巧みに操って、アームとバケットを同時に動かす掘削の基本動作を繰り返した。
ショベルカーを運転するのは全員が初めて。塩見奏太君(16)は「コースが狭くて、車体を旋回させるのが難しく、アームやバケットも思うように動かせなかった」と話していた。
これとは別に両日、農業科生3人が駅前町の市民交流プラザで、ボイラー取扱技能講習会を受けた。
写真=2本のレバーでショベルカーを操る生徒