きょうの給食は万願寺-地元の特産品知ってと福知山部会が納品
2021年07月05日 のニュース

京のブランド産品・万願寺甘とうを栽培する福知山部会(北山慶成部会長)は毎年、京都府福知山市厚中問屋町の市学校給食センター(村瀬勝子所長)に、市内で収穫した万願寺甘とうを納品している。「地元の特産品を子どもたちに味わってほしい」と、10年ほど続けており、5日の給食で使用される。
夏の京野菜「万願寺甘とう」はJA京都にのくにの特産品で、綾部、舞鶴、福知山の3市でのみ生産している。給食での使用はこれまで年に1回だけだったが、子どもたちが食べる機会が増えるよう、納品分すべてを用意する同部会からの積極的な働きかけもあり、今年から2回に増えた。
今回の学校給食用には、JA京都にのくにの職員が採れたてで13センチ以上の優良品190キロを納めた。メニューは「万願寺甘とうの炒め物」。ニンジンやタマネギ、豚肉などと炒め、みそ味で仕上げるという。2回目の9月にも、同様の炒め物をする予定。過去には丸ごと天ぷらにしたメニューなどもあった。
北山部会長は「どれを食べてもまったく辛みがなく、子どもも安心して食べられるのが万願寺甘とうです。地元産のおいしさを感じてもらえれば」と話している。
【万願寺甘とう】万願寺とうがらしの名で栽培されるものもあるが、GIマーク(地理的表示)に登録され、京のブランド産品の認証を受けた最上品の「万願寺甘とう」は、JA京都にのくに管内で栽培されたものしか名乗れない。
写真=給食センターへ搬入される万願寺甘とう