葉の間からかれんな花 畑田池でスイレン、水面に映える
2021年06月12日 のニュース

京都府のため池百選に選ばれている福知山市野笹の畑田池で、スイレンの花が見ごろを迎えている。緑の葉の間からかれんな花が咲き、水面を彩る。
スイレンは水生植物で、春に根茎の先端から芽を水中に伸ばし、水面に葉を広げる。午前中に咲くことが多い。
畑田池はもともとかんがい用の池で、1966年6月に増水し堤防が決壊した。復旧後、地元住民がスイレンを数株植えたのが始まりで、次第に株数が増えた。
現在はピンク、黄色の花が咲いている。訪れた人たちが水面に浮かぶ花をカメラで撮影する姿が見られる。
池の周りにはシカよけフェンスがあり、開けて出入りすることができるが、地元自治会では「観賞したあとはフェンスをしっかりと閉めて帰ってほしい」と呼びかけている。
写真=見ごろを迎えたスイレンの花